●葵祭の概要
欽明天皇(539~571年)の時代、凶作や疫病が流行したため、天皇が勅使をつかわし「鴨の神」の祭礼を行ったのが起源と言われています。平安時代中期には祭りといえば葵祭を指すほどで、『源氏物語』の「葵」の巻の舞台にもなっています。 |
●斉王代(さいおうだい)
かつては伊勢神宮や賀茂の神社に仕える未婚の内親王(斉王)が葵祭に仕えられましたが、昭和31年(1956)から民間の未婚女性が斉王の代理(=斉王代)として仕えています。 |
●華やかな牛車
葵祭りと言えば、目を引くのが草花で飾られた牛車です。牛車は行列の中で二回登場し、行列の中ごろに勅使の牛車が、最後尾に斎王の牛車が現れます。 |