明治30年(1897)に京都を中心とした社寺に伝わる宝物を保護する目的で、帝国博物館として発足、昭和27年(1952)に国立博物館となってからも仏教美術関係を多く所蔵し、その数は約1万点以上にもなります。
明治に建てられた特別展の行われる本館(重要文化財)はフランスのドリック様式の重厚な洋館の建物で、まるで西洋のお城のようです。噴水のある庭園もヨーロッパの雰囲気でいっぱいです。
常時公開されているのは、昭和41年(1966)に建てられた新館の方で、縄文時代から中世の考古資料、日本・中国の彫刻、絵画、書籍、琉球とアイヌの染織、江戸時代の蒔絵、近世の七宝工芸など多数が展示されているので、古都の歴史や文化にふれることができるのではないでしょうか。
(取材日:1995年)
庭園
広い庭園も美しく整備されていて気持ちがいいです。
(取材日:1995年)