寺号を紫雲山頂法寺と号するお寺で、本堂が六角宝形造であることから、一般に「六角堂」の名で親しまれています。開祖は聖徳太子で、四天王寺建立の用材を求めて太子がこの地を訪れた時、霊告によってこの地に御堂を建て守護仏の観音像を安置したのが始まりと伝えられており、西国三十三所の18番の札所にもなっています。
境内には「へそ石」と呼ばれる石があり、京の中心をあらわしているといわれています。また、華道発祥の地としても有名で、いけ花の名手が輩出した所でもあります。
(取材日:1995年)
境内
ハトの群れる境内は、町の人たちの憩いの場として親しまれ、香煙の絶えることがありません。
(取材日:1995年)
へそ石
京の中心にあったことと、形がへそに似ていることからこの名がついたとか。
(取材日:1995年)