六波羅蜜寺 〔ロクハラミツジ〕

六波羅蜜寺は、天暦5年（951）空也上人によって創建されました。当時は敷地も広大で、平安時代後期には平家一門の屋敷でいっぱいでしたが、平家の没落とともに屋敷も焼き払われ、本堂のみ焼失をまぬがれました。しかしその後、何度も火災にあって、現在のお寺は貞治2年（1363）に修営されたものです。

安置されている「空也上人像」で有名な空也上人は、平安時代中期の浄土宗の僧です。「市の聖」と呼ばれ、京の市中で念仏行脚したと言われています。

弁財天は七福神の中では紅一点で、音楽や芸術の神様として信仰されています。

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(取材日：2007年6月)