大徳寺北派の本庵である大仙院は、永正6年(1509)大聖国師が開祖で創建されたものです。
大聖国師作と伝えられる枯山水の庭が有名で、石組と白砂で中国の山水画をしのばせるようです。国の特別名勝にもなっています。また方丈は創建当時の遺構で、禅宗方丈建築としては龍源院と同様に日本最古のもので国宝に指定されています。玄関(国宝)の上部にほどこされている透かし彫りの細部装飾も見事です。見どころの多いお寺です。
(取材日:1995年)
蓬莱山
鶴島と亀島の間に蓬莱山があり、刈り込みや美しい砂で滝が流れ落ちる様を表しています。
(取材日:1995年)
大海
石橋の下をくぐり透渡殿の下をくぐった水は大河となりこの「大海」へと至ります。
(取材日:1995年)
中海
蓬莱山の水は西へも流れ、亀島の前を通ってこの庭へとつながっています。
(取材日:1995年)
玄関(国宝)
上部にほどこされている透かし彫りの細部装飾は見事の一言です。
(取材日:1995年)
書院(国宝)
室町時代の代表的書院建築です。
(取材日:1995年)
襖絵(重要文化財)
相阿弥や狩野元信筆と伝わる襖絵です。
(取材日:1995年)