1000年の都・京都の正面玄関である京都駅が、120周年を迎えた平成9年新しく生まれ変わりました。
初代京都駅は明治10年に赤煉瓦造りの二階建てで、文明開化のシンボルとして市民に愛されたそうです。大正3年、ルネッサンス様式の木曽檜造り駅舎に改築されましたが、昭和25年に焼失、2年後の昭和27年に建てられた3代目駅舎を経て平成9年に完成した建物が4代目ということになります。
京都駅ビルの設計は、建築家・原廣司氏によるもので、古いものと新しいものとが混在する京都らしく、モダンで斬新なデザインの建物になっています。
駅ビルの東西の長さは約470m、駅ビルとしては全国一大きなものです。その駅ビル内にはホテル・デパート・レストラン・劇場・公共施設などさまざまな施設があり、駅としてだけではなくいろいろな役割を担う京都の新しいスポットとなりそうです。
(取材日:1997年)
中央コンコース
広々と壮大な吹き抜けのある空間。ここが京都駅のメインの場所となるところです。
(取材日:1997年)
空中経路
地上45m中央コンコース上、ホテル・東広場・オフィス・デパートを直結している散歩道です。
(取材日:1997年)
大空広場
西の屋上にあってイベントなども行われる広場です。京の街並みを見渡せます。
(取材日:1997年)
大階段
幅26m・高低差30mの大きな階段で、買物途中の休憩や待合せ場所なんかにも最適なスポットになりそうです。
(取材日:1997年)
烏丸小路広場より
ビル東側の方からの眺めです。西側奥の大階段・吹き抜けガラス張りの天井、なかなかの圧巻です。
(取材日:1997年)