紅葉 ・・・ | |
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日本音楽の源流といわれる声明(しょうみょう)の発祥地で、日本天台宗を開宗した最澄の直弟子・慈覚大師円仁が声明の修練道場として開山されたものです。一時期衰退しましたが、平安時代末、融通念仏(一人の念仏と衆人の念仏とが互いに融通しあって往生の機縁となること)の開祖・聖応大師良忍は、円仁が伝えた声明を統一し魚山流声明を集大成しました。この魚山流はその後天台声明の主流となり、良忍上人以後、来迎院からは湛智・宗快・喜淵などの声明評論家を輩出し声明の本山としての血脈を守り続けました。
また、来迎院の北に位置する勝林院も声明音律で有名です。
本尊の薬師、阿弥陀、釈迦の三如来像(重要文化財)は、藤原時代の木像漆箔寄木造で、円満な相好とやわらかい曲線により、優雅な美を構成しています。
◇修正会◇
1月2日に行われる行事で、三十三度法要とも呼ばれ無病息災を祈る一風変わった法要です。ササラと棒を持って「33度」と声を上げ、飛んだり跳ねたりします。
(取材日:1995年)
本堂からの眺め
(取材日:1995年)
鐘楼
梵鐘は室町時代(永享7年)藤原国欠作のもの。
(取材日:1995年)
音無しの滝
来迎院の前の道を10分程登った所にある滝で、良忍が滝の音により声明が乱されるのを憂いて、呪文で水音を止めたと伝えられています。
(取材日:1995年)