延暦13年(794)の平安京遷都の際、平安京の四方に建立された社の一つです。都の東に鎮座することから、東天王と称され、古くから方除けの神として信仰されてきました。
貞観11年(869)、清和天皇が社殿を造営し、播磨国(現在の兵庫県)から、祭神である素戔鳴尊(すさのおのみこと)、櫛稲田媛命(くしいなだひめのみこと)、その御子の三女五男八柱神を祭神として迎えました。
治承2年(1178)、中宮のお産の奉幣を賜ったことから、安産の神として信仰され始めます。また、付近一帯がうさぎの生息地であったことから、うさぎが氏神の使いと伝えられ、うさぎが多産であることにあやかり、子授かりの神としても信仰されています。
境内にはうさぎの彫刻や絵図がたくさん見られ、社務所では健康・安産・子授かり祈願のお守りや、うさぎのおみくじなどを購入することができます。
(取材日:2010年7月)
子授けうさぎ像
手水屋形(ちょうずやかた)にある子授けうさぎ像。
たくさんの絵馬に囲まれています。
(取材日:2010年7月)
素戔鳴尊(スサノオノミコト)の絵
有名なヤマタノオロチ伝説の絵でしょうか。
境内にはこの他、うさぎの彫刻などがあり、別名うさぎ神社とも呼ばれています。
(取材日:2010年7月)
うさぎのおみくじ
可愛らしいうさぎの置物。
その中にはおみくじが入っています。
(取材日:2010年7月)